じゃんけんをするプログラムをつくっていただきプログラム同士で総当りの1万回の対戦を行い、勝った数の多いほうが勝ちとなります。これを総当たりで対戦します。
じゃんけんのロジックは、ランダム関数などは使用してはいけません。
必ず、同じ対戦者同士であれば、常に同じ結果になり、自分 vs 自分 の場合は、すべて引き分けにならなければいけません。
あらかじめ用意されているメソッドは、3つのみです。
1.init メソッド:1万回のじゃんけん大会の一番最初のみ動作するメソッドです。
2.jyankenpon メソッド:じゃんけんの出し手を決めるメソッドです。
3.kekka メソッド:じゃんけんをした結果(勝ち、負け、引き分け)の情報を取得できるメソッドです。
このメソッドを元に、オリジナルのプログラムを作ります。
まず最初に始めるコツとしては、あらかじめ用意されている、グーだけ、パーだけ、チョキだけ、グーチョキパーと一定の順番で出すプログラム全部に勝つことを目指しましょう。
じゃんけんプログラムを開発するためのプラットフォームは、
ここからダウンロードしてください。
ダウンロードしたら、下記の通りに開発環境を準備しましょう。
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Ⅰ:じゃんけんプロジェクトの作り方
1. eclipseで①「ファイル」>②「インポート」を選択後、
①「一般」>②「既存プロジェクトをワークスペースへ」を選択して「次へ」をクリックしてください。
2. ①「アーカイブファイルの選択」で受け取ったzipファイルを選択後、②「プロジェクト」内の「Jyanken」にチェックを入れて③「完了」をクリックしてプロジェクトを作成します。
Ⅱ:じゃんけんプログラムの使い方
1. まずは動かしてみます。
先ほど作成した①「Jyanken」プロジェクトを右クリックして②「実行」>「Javaアプリケーション」をクリックしてください。
コンソールに以下の画像のように表示されます。
2. ソースを見てみましょう。
「src」>「main」>「Main.java」を表示してください。
この13、14行目のnew ○○.Logic();の○○部分を変更すると勝負するユーザーを変更できます。
「src」の中に「gucyopa」や「guOnly」などのパッケージがありますので、13、14行目の○○部分を「jyanken」「jyanken.utility」以外のものに変更して結果が変わるか試してみてください。
Ⅲ:じゃんけんプレイヤーを作ってみる
1. それでは実際に作ってみます。
sampleの「Logic.java」を開いてください。
いろいろとコメントが書いてあるとおり、今回主に作成して頂くのは「jyankenpon」メソッドと「kekka」メソッド、「init」メソッドです。
(1) 「init」メソッドについて
インスタンス化後、1度だけ呼び出されるメソッドです。
ここでは勝負回数が引数として渡されます。
勝負回数を使って何かをしたい時にはここに書いてください。
(2) 「jyankenpon」メソッドについて
このメソッドで自分の出す手を決定します。
sampleでは勝負の回数によって出す手を変えています。
(3) 「kekka」メソッドについて
じゃんけんが行われた後に呼び出されるメソッドです。
ここではその勝負の結果が引数として渡されます。
sampleでは勝負の回数をカウントしています。
2. その他
Logicクラス内に別メソッドを作成しても良いです。
自分のパッケージ内に別のクラスを作成しても良いです。
※ランダム要素は使用しないでください。あくまでロジックのみの勝負です。
3. Ⅱ-2の要領で「Main.java」を書き換えて結果を見てみましょう。
いろんなパターンで試して一番強いと思うロジックを作成してください。
Ⅳ:総当たり戦へ
自分の思う一番強いロジックが作成できたら他の参加者と戦わせてみましょう。
以下の要領で自分のパッケージのjarファイルを作成後、本システムにアップロードしてください。
1 自分の作成した①Logic.javaの含まれるパッケージを右クリックして②「エクスポート」を選択してください。
すると以下のようなウィンドウが表示されるので、①「Java」>「JARファイル」を選択して②「次へ」をクリックします。
2 「エクスポートするリソースの選択」で①自分のパッケージのみが選択されていることを確認後、②「エクスポート先を選択してください」>「JARファイル」でファイル名を「[自分のパッケージ名].jar」にして③保存してください。
3 作成したjarファイルを本システムにアップロードしてください。